2007年07月15日
2007年07月12日
2007年07月12日
タンス株
中電のタンス株があったんで、色々と手続きをしてきました。
むかーし、天竜川に発電所ができた頃に鉄塔用地を提供していて、そのお金で買ったんだそうで。
株も電子化されて、紙の株券はキチンと手続きしておかないと権利を失う事があるんだとか。
以来数十年、金庫の中で眠ってたんですが、その金庫の鍵を爺様が紛失していたというw
で、始めてみて判ったんですが、手続きが遅くなって大分損をしてしまったようです。
証券会社の講座に預ける際に、一昨年まではみなし取得価格というのが使えたらしいんですが、
この精度を悪用する人がいて、つかえなくなったんだそうで。
ウチにあった株の場合、全部みなし取得価格よりも実際の取得価格の方が安いんで、
含み益が大きくなってしまってます。ま、売らなけりゃ関係ないんですが。
実際の所この手続き、やってないタンス株がまだかなりの数あるんだそうです。
年寄りが居る方、確認しといたほうが良いですよ。 続きを読む
むかーし、天竜川に発電所ができた頃に鉄塔用地を提供していて、そのお金で買ったんだそうで。
株も電子化されて、紙の株券はキチンと手続きしておかないと権利を失う事があるんだとか。
以来数十年、金庫の中で眠ってたんですが、その金庫の鍵を爺様が紛失していたというw
で、始めてみて判ったんですが、手続きが遅くなって大分損をしてしまったようです。
証券会社の講座に預ける際に、一昨年まではみなし取得価格というのが使えたらしいんですが、
この精度を悪用する人がいて、つかえなくなったんだそうで。
ウチにあった株の場合、全部みなし取得価格よりも実際の取得価格の方が安いんで、
含み益が大きくなってしまってます。ま、売らなけりゃ関係ないんですが。
実際の所この手続き、やってないタンス株がまだかなりの数あるんだそうです。
年寄りが居る方、確認しといたほうが良いですよ。 続きを読む
2007年07月09日
2007年07月08日
火事
3時前に火事で起こされました(乙
地元消防団も消火に向かいましたが、公会堂が燃え尽きました。
人気の無い時間で通報が遅れたようです。
ま、怪我人は無かったようなんで、良かったと考えるべきか…。
朝っぱらから走り回って疲れた…。
2006年6月から、全ての住宅に火災警報器の設置が義務化されています。
まだ設置してない人はすぐ設置して欲しいですね。
火災の死傷者の7割は逃げ遅れだそうです。
詳しい事は、地元の消防署か市町村の担当窓口に聞けば教えてくれます。
鬼畜住宅の設置期限は各市町村条例で決められているらしいので。
地元消防団も消火に向かいましたが、公会堂が燃え尽きました。
人気の無い時間で通報が遅れたようです。
ま、怪我人は無かったようなんで、良かったと考えるべきか…。
朝っぱらから走り回って疲れた…。
2006年6月から、全ての住宅に火災警報器の設置が義務化されています。
まだ設置してない人はすぐ設置して欲しいですね。
火災の死傷者の7割は逃げ遅れだそうです。
詳しい事は、地元の消防署か市町村の担当窓口に聞けば教えてくれます。
鬼畜住宅の設置期限は各市町村条例で決められているらしいので。
2007年07月07日
2007年07月06日
2007年07月05日
2007年07月05日
雨
やっと梅雨らしくなってきました。
この時期、農家は仕事が思ったように進まなくてみんなイライラしています。
イライラしてる人を見かけたら農家だと思ってくださいw
今日は視察で出かけていましたが、雨で仕事ができないときは大概ネットですね。
いわゆる、晴耕雨読ってやつとは違います。そんな優雅なもんじゃありません。
続きを読む
この時期、農家は仕事が思ったように進まなくてみんなイライラしています。
イライラしてる人を見かけたら農家だと思ってくださいw
今日は視察で出かけていましたが、雨で仕事ができないときは大概ネットですね。
いわゆる、晴耕雨読ってやつとは違います。そんな優雅なもんじゃありません。
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2007年07月04日
時間
他の仕事でもそうだと思いますが、仕事の段取りって大事ですね。
ウチは露地のみかん屋なんで、雨が降ったりすると全然予定通りに仕事が進まない事が度々。
なんで、端っからあんまり細かい段取りはできなかったりします。出荷のある時期以外は、
2、3日仕事が前後してもみかんの生育には差し障り無いのもあるんですが。
ま、そんな感じで仕事をしてると、曜日とか時間とかにアバウトな人間になります。
いゃ、私だけかもしれませんがw
それで困るのが、会議とか商談でして。
農家だけの寄り合いだと、大概みんな時間にアバウトなんで予定の時間から2、30分してから
実際の中身が始まります。当たり前のように2、30分遅れてもなんら問題ありません(ぇ
これが農家以外の人が参加してる会議とかだとそうはいきません。
キチンと開始10分前なりに現着できるようにならないといけないな、と。最近頓に感じます。
少々遅れるぐらいならまだしも、場合によっちゃ日付とか曜日をすっかり失念していたり…。
困ったもんです。いや、自分の事ですよ。 続きを読む
ウチは露地のみかん屋なんで、雨が降ったりすると全然予定通りに仕事が進まない事が度々。
なんで、端っからあんまり細かい段取りはできなかったりします。出荷のある時期以外は、
2、3日仕事が前後してもみかんの生育には差し障り無いのもあるんですが。
ま、そんな感じで仕事をしてると、曜日とか時間とかにアバウトな人間になります。
いゃ、私だけかもしれませんがw
それで困るのが、会議とか商談でして。
農家だけの寄り合いだと、大概みんな時間にアバウトなんで予定の時間から2、30分してから
実際の中身が始まります。当たり前のように2、30分遅れてもなんら問題ありません(ぇ
これが農家以外の人が参加してる会議とかだとそうはいきません。
キチンと開始10分前なりに現着できるようにならないといけないな、と。最近頓に感じます。
少々遅れるぐらいならまだしも、場合によっちゃ日付とか曜日をすっかり失念していたり…。
困ったもんです。いや、自分の事ですよ。 続きを読む
2007年07月02日
プリンタの値段
それほど印刷する用事も無いんですが、それでもやっぱりプリンタは必須ですね。
で、プリンタは安いのにインクが高い…。下手するとインクを数回変えたら新しいプリンタが
1台買えるんじゃないかという。
現行機だと、CANONの中堅複合機、MP600が20000円ぐらい、インクが1セット5000円。
新品に1セットインクがついて来ることを考えたら、インク3セットで本体が買えてしまう…。
EPSONだと更にインクが割高かも。
で、半値くらいで買える互換インクとか、詰め替えキットに走ってみたりもしましたが。
めんどくさいし、印字も汚くなるし。
使ってるのがEPSON機(PM-G700)なんで、結局チップリセッターだけ入手して純正インクを最後まで使うようにしてます。
なんでも、吐液量をカウントしていて、残量が1/3ぐらいになるとインク切れ表示を出すんだそうで、
インクカートリッジのチップをリセットしてやると、残りが使えます。
ん~、こんなセコイ事しなくてもいいようにもうちっと稼ぎたいw 続きを読む
で、プリンタは安いのにインクが高い…。下手するとインクを数回変えたら新しいプリンタが
1台買えるんじゃないかという。
現行機だと、CANONの中堅複合機、MP600が20000円ぐらい、インクが1セット5000円。
新品に1セットインクがついて来ることを考えたら、インク3セットで本体が買えてしまう…。
EPSONだと更にインクが割高かも。
で、半値くらいで買える互換インクとか、詰め替えキットに走ってみたりもしましたが。
めんどくさいし、印字も汚くなるし。
使ってるのがEPSON機(PM-G700)なんで、結局チップリセッターだけ入手して純正インクを最後まで使うようにしてます。
なんでも、吐液量をカウントしていて、残量が1/3ぐらいになるとインク切れ表示を出すんだそうで、
インクカートリッジのチップをリセットしてやると、残りが使えます。
ん~、こんなセコイ事しなくてもいいようにもうちっと稼ぎたいw 続きを読む
2007年07月02日
摘果
雨が少ないので仕事自体は進むんですが。
今年は摘果作業が多いんで、かなりテンパってます。
平年だと大体、収穫する量は数で150万個ぐらいなんですが、
夏に青いまま落とす実が同じぐらいの量。
今年はたくさん花が咲いたんで、300万個ぐらい実を落とさないとならない計算に。
手伝いに来てくれる方大募集ですw 続きを読む
今年は摘果作業が多いんで、かなりテンパってます。
平年だと大体、収穫する量は数で150万個ぐらいなんですが、
夏に青いまま落とす実が同じぐらいの量。
今年はたくさん花が咲いたんで、300万個ぐらい実を落とさないとならない計算に。
手伝いに来てくれる方大募集ですw 続きを読む
2007年07月01日
ガソリン値上げ
夏には上がるもんなんですね、需要が増えるから。
秋から冬にかけてまた下げるんでしょうが。
セルフのSSに給油に行ったら、10台ぐらい列になってました。
明日から値上げですしね~。皆さん、忘れず入れました? 続きを読む
秋から冬にかけてまた下げるんでしょうが。
セルフのSSに給油に行ったら、10台ぐらい列になってました。
明日から値上げですしね~。皆さん、忘れず入れました? 続きを読む
2007年06月30日
宝の山
ちょっと写真を撮り忘れましたが、今日色々たまっていた屑鉄を処分してきました。
半分朽ちたような一輪車3台、同じくぼろぼろの脚立、既に柄が無くなった開墾鍬、etc.etc.
どれもボロボロに錆び付いて、持つと崩れてしまいそうな物も含めて。
大体、軽トラに軽く一車分ぐらい。金属回収の業者さんに持ち込んで買い取ってもらったんですが、
いくらになったと思います?
7000円弱くれましたw
どー見てもゴミなんですがw
こりゃー泥棒が出るわけだ。
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半分朽ちたような一輪車3台、同じくぼろぼろの脚立、既に柄が無くなった開墾鍬、etc.etc.
どれもボロボロに錆び付いて、持つと崩れてしまいそうな物も含めて。
大体、軽トラに軽く一車分ぐらい。金属回収の業者さんに持ち込んで買い取ってもらったんですが、
いくらになったと思います?
7000円弱くれましたw
どー見てもゴミなんですがw
こりゃー泥棒が出るわけだ。
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2007年06月28日
2007年06月28日
有機農業のハナシ①
さて、ちょっと有機農業のハナシを。
1回ではとても収まらないので、暇を見て数回に分けて書いてみたいと思います。
「有機農業」と言うコトバ、皆さんのイメージとしてはプラスのイメージでしょうか、
マイナスのイメージでしょうか。
私は農業をやってますが、「有機農業」と言うコトバには、どちらかと言えばマイナスのイメージ
を持ってます。
エーとか言わないように。これからその理由を書くんですからw
「農薬や化学肥料を使わないから環境に優しくて健康にもいい」と言うのが、大方の一般的な
有機農業のイメージだと思います。
これ、実は余り当たっているとは思えないんですね。
と言う事で、今回はまず、環境に優しいというトコロから。
農業に限らず、人間の営みは須らく自分たちの都合の良い様に環境に手を加えています。
また、営みの結果として、あるいは偶発的に、環境に影響を及ぼしています。
で、この影響が人間にとって都合の悪い方向に出ると、いわゆる「環境破壊」と言うわけですね。
直接私達にデメリットが無いような、例えばどこかの無人島で昆虫が絶滅する、なんて事象も、
遺伝情報の損失として、将来「都合の悪い」影響かも知れない。
だから、種の多様性の減少だと言って歓迎されないわけです。
農業の場合。日本であれば、川をせき止めて水を曳き、入り江を仕切って干潟を干拓し、
元々は森や草原、湿地だった場所を農地として開墾しています。
そして、そこに有益な植物を茂らせるために科学肥料をまき、
収穫を確実にするために農薬を使います。
ここで、有機農業によって減らせる影響を考えてみると、後半の化学肥料、農薬の使用による
周辺への影響なのは、皆さんのイメージとも合致するかと思います。
では逆に、有機農業によって増えてしまう環境負荷を考えてみるとどうでしょう。
前半の、川や入り江を堰き止め、開墾をして自然を農地にする事による影響が増えてしまいます。
ちょっとピンと来ないかも知れないので、具体的な例を。
日本の主要農産物、米の場合です。
米の有機栽培技術が確立されたのはどのぐらい昔か、大体18世紀中盤、江戸時代中期と
言われています。当たり前ですね、昔はどこでも有機農業だったんですから。
これ以前、面積当たりの収量は品種改良や技術の改善によりジワジワと増えてきましたが、
1750年頃から20世紀初頭までの200年弱の間は、殆ど増えていません。
これは、有機栽培による米の生産技術がある程度完成したためと言われています。
もちろん、この200年の間にも地道な改良によって基礎的な生産性は若干の向上があった
でしょうが、新規に開墾される水田は立地条件の悪い場所しか残っていなかったりで、
統計的には相殺されてしまっています。
20世紀になって化学肥料、科学農薬が普及した結果、米の面積当たりの収量は、それまでの
約2倍に増えました。その後、品質の向上や省力化のためにやや減少して現在に至っています。
では、昔有機栽培しか選択肢が無かった頃と現代、収量を比べてみると。
時代 ~中世 中近代 現代
西暦 ~1700頃 1750~1940頃 1945~
収量 ~300 300 400(質・生産性重視)~700(量重視) 単位:㎏/10a
数字はアバウトですが、ざっとこんな感じになります。
ここ半世紀ぐらいで飛躍的に収量が増えているんですね。
また、同じ生産量を維持するために必要な労働力も、1/20~1/100ぐらいに
減っているのではないかと思います。戦後ぐらいまで、田舎では殆どの家が百姓でしたからね。
で、結局何が言いたいのかというと。
有機農業では収量が減る、同じ量を賄うには1.5倍から2倍の面積が必要。
それだけ、今残っている山を切り開かないといけない。水もいるからダムも必要。
つまり、この視点では有機農業が増えると自然破壊が進むんですね。
実は、以前耕作されていた山間部の棚田などでは、耕作が放棄されて森に還っていっている
所も多くあります。
また、有機農業の先進国と言われたドイツでは、早くから有機栽培に取り組んだ農地の中では、
地力が維持できずに耕作を放棄せざるを得なくなる畑も現れてきています。
こちらは回復措置をしないとそのまま荒地になってしまうようですが。
水田に比べて自然の養分補給が少ない一般畑作では、化学肥料を使った場合に比べて、
農地を維持しながら有機栽培で同じ収量を得るには3~5倍の面積が必要だと言われています。
世界的に見れば只でさえ食料不均衡の解決に目処が立っていない上、昨今では燃料原料と
しても価値を持ち始めた農産物。地球上の人口が今の1/5ぐらいに減りでもしない限り、
有機農業による食糧供給というのは現実的ではないんですね。
巨視的に見れば、それだけ環境への負担が大きいんです。
と言う訳で、今回はこの辺で。続きはまたいずれ。
1回ではとても収まらないので、暇を見て数回に分けて書いてみたいと思います。
「有機農業」と言うコトバ、皆さんのイメージとしてはプラスのイメージでしょうか、
マイナスのイメージでしょうか。
私は農業をやってますが、「有機農業」と言うコトバには、どちらかと言えばマイナスのイメージ
を持ってます。
エーとか言わないように。これからその理由を書くんですからw
「農薬や化学肥料を使わないから環境に優しくて健康にもいい」と言うのが、大方の一般的な
有機農業のイメージだと思います。
これ、実は余り当たっているとは思えないんですね。
と言う事で、今回はまず、環境に優しいというトコロから。
農業に限らず、人間の営みは須らく自分たちの都合の良い様に環境に手を加えています。
また、営みの結果として、あるいは偶発的に、環境に影響を及ぼしています。
で、この影響が人間にとって都合の悪い方向に出ると、いわゆる「環境破壊」と言うわけですね。
直接私達にデメリットが無いような、例えばどこかの無人島で昆虫が絶滅する、なんて事象も、
遺伝情報の損失として、将来「都合の悪い」影響かも知れない。
だから、種の多様性の減少だと言って歓迎されないわけです。
農業の場合。日本であれば、川をせき止めて水を曳き、入り江を仕切って干潟を干拓し、
元々は森や草原、湿地だった場所を農地として開墾しています。
そして、そこに有益な植物を茂らせるために科学肥料をまき、
収穫を確実にするために農薬を使います。
ここで、有機農業によって減らせる影響を考えてみると、後半の化学肥料、農薬の使用による
周辺への影響なのは、皆さんのイメージとも合致するかと思います。
では逆に、有機農業によって増えてしまう環境負荷を考えてみるとどうでしょう。
前半の、川や入り江を堰き止め、開墾をして自然を農地にする事による影響が増えてしまいます。
ちょっとピンと来ないかも知れないので、具体的な例を。
日本の主要農産物、米の場合です。
米の有機栽培技術が確立されたのはどのぐらい昔か、大体18世紀中盤、江戸時代中期と
言われています。当たり前ですね、昔はどこでも有機農業だったんですから。
これ以前、面積当たりの収量は品種改良や技術の改善によりジワジワと増えてきましたが、
1750年頃から20世紀初頭までの200年弱の間は、殆ど増えていません。
これは、有機栽培による米の生産技術がある程度完成したためと言われています。
もちろん、この200年の間にも地道な改良によって基礎的な生産性は若干の向上があった
でしょうが、新規に開墾される水田は立地条件の悪い場所しか残っていなかったりで、
統計的には相殺されてしまっています。
20世紀になって化学肥料、科学農薬が普及した結果、米の面積当たりの収量は、それまでの
約2倍に増えました。その後、品質の向上や省力化のためにやや減少して現在に至っています。
では、昔有機栽培しか選択肢が無かった頃と現代、収量を比べてみると。
時代 ~中世 中近代 現代
西暦 ~1700頃 1750~1940頃 1945~
収量 ~300 300 400(質・生産性重視)~700(量重視) 単位:㎏/10a
数字はアバウトですが、ざっとこんな感じになります。
ここ半世紀ぐらいで飛躍的に収量が増えているんですね。
また、同じ生産量を維持するために必要な労働力も、1/20~1/100ぐらいに
減っているのではないかと思います。戦後ぐらいまで、田舎では殆どの家が百姓でしたからね。
で、結局何が言いたいのかというと。
有機農業では収量が減る、同じ量を賄うには1.5倍から2倍の面積が必要。
それだけ、今残っている山を切り開かないといけない。水もいるからダムも必要。
つまり、この視点では有機農業が増えると自然破壊が進むんですね。
実は、以前耕作されていた山間部の棚田などでは、耕作が放棄されて森に還っていっている
所も多くあります。
また、有機農業の先進国と言われたドイツでは、早くから有機栽培に取り組んだ農地の中では、
地力が維持できずに耕作を放棄せざるを得なくなる畑も現れてきています。
こちらは回復措置をしないとそのまま荒地になってしまうようですが。
水田に比べて自然の養分補給が少ない一般畑作では、化学肥料を使った場合に比べて、
農地を維持しながら有機栽培で同じ収量を得るには3~5倍の面積が必要だと言われています。
世界的に見れば只でさえ食料不均衡の解決に目処が立っていない上、昨今では燃料原料と
しても価値を持ち始めた農産物。地球上の人口が今の1/5ぐらいに減りでもしない限り、
有機農業による食糧供給というのは現実的ではないんですね。
巨視的に見れば、それだけ環境への負担が大きいんです。
と言う訳で、今回はこの辺で。続きはまたいずれ。